大分市が、32年前(1990年)に着手した事業がやっと終わりを迎えます。横尾土地区画整理事業です。来年3月31日終了予定です(清算業務は残ります)。
わたしが会長を務める横尾土地区画審議会も、きょうが最後の会議でした。事業が順調に進めば、もう審議会を開くことはありません。当初の事業計画は、平成2年~平成12年の12年間でした。12年の計画が伸びに伸びて32年になった1番の理由は、土地区画整理内から埋蔵文化財が出たことです。しかも重要文化財(国指定史跡 横尾貝塚)でした。*重要文化財の表記については、R3.7.5のブログで、訂正とお詫びをさせていただきました。
発掘調査自体に5年かかりました。事業計画の見直しが必要になりました。見直しのための地元や関係者からの意見聴収、見直し案の作成、見直し案の地元説明会の開催等々、見直し作業に加え、地権者との協議が難航するなど、結果、長い事業になりました。
この横尾土地区画整理事業は、2015年3月2日にお亡くなりになった佐藤益美元大分市長(在任1975.4.28~1991.4.27)が始められた事業です。わたしは小学生の頃、自転車で、市長になる前の佐藤家にしょっちゅう遊びに行き、益美おじちゃんにかわいがってもらった懐かしい記憶があります。佐藤家とは親戚になります。市議会議員になってからも、心にしみる貴重なアドバイスを沢山いただきました。
佐藤益美元大分市長が始めた横尾土地区画整理事業が、わたしが横尾土地区画審議会会長の時に終わる。感慨深いものがあります。
(としひさ)