朝のクモ

としひさより

朝起きて、窓の外にハチの巣のある、あの洗面所(ブログ7.15)に行った時のことです。顔を洗い、タオルに手を伸ばすと、目の前の壁に、大きな蜘蛛(クモ)が張り付いていました。窓の内側に大きなクモ、外に数匹のハチ、まるでオカルト映画のような光景でした。クモはじっとしていて、少しも動く気配がありません。
手をそっと近づけ、大きさを確認しました。足を少し曲げた体勢で、わたしの中指の先から指の付け根、生命線の上くらいまでの大きさがありました。久しぶりに見る大きな蜘蛛でした。
議会から帰って来て、中指の先から生命線の上までの長さを、定規で測ってみました。11~12センチメートルありました。体の色はダークな焦げ茶色でした。寄ってきたら思わず逃げ出しそうになる大きさと、オドロオドロしい色をしていました。

学生の頃か、社会人になってからか、『朝のクモは縁起がいい』と聞いたことがありました。いつ、どこで、誰から聞いたのか、どうして縁起がいいのか、全て忘れてしまっていました。夕食までの時間、ネットで『朝 クモ 見る 縁起』と検索しました。
『朝のクモは縁起がいい』という言い伝え(ことわざ?)があるのは間違いないようです。朝のクモに関連する記事が次々に出てきました。出てくる記事の中に『朝のクモは良いって本当?その理由とご利益を紹介!』とありました。『ご利益』に釣られて、開いてみました(笑)。

まず『朝のクモは縁起が良い理由』が書かれていました。要約すると『クモは天気が良い日にしか巣をつくらない。天気が良い日は気分も良い。良いことはその人の明るい気持ちが引き寄せる。天気が良い日には、良いことがたくさん起こり易い。そんな晴れの日を知らせてくれるクモは、幸運の訪れを示すサインと考えられている』とありました。

スクロールすると、どんなご利益があるか紹介されていました。
『・良縁がやってくる ・金運がアップする ・仕事が成功する ・悩みや問題が解決する』とありました。
最後に、『朝のクモを見たらやるべきこと。縁起が良いと喜んでいるだけでは十分ではありません』とありました。「これがミソだな」と思いました。
朝、クモを見たらやるべきことは、『・玄関を掃除する ・トイレを掃除する ・玄関先に水を撒く』でした。
きょうは、日中の最高気温が34度だったので、夕ご飯がすんだら水を撒こうと思っていました。「もっと早く水を撒いておけば、きょう一日の運命が変わったかな」と、チラッと思いました。

ブログを書き終わり、洗面所に行ったら、もう、クモはいません。仕事部屋に戻り、ブログを読み返していると、モモの上が、なんだかモゾモゾします。見ると、小さな2センチくらいのムカデが、チョロチョロ這っていました。あわてて払い落としましたが、ムカデが這った跡が、少しチクチクします。
(としひさ)

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