百手まつりにコロナ退散の願いを込めて

としひさより

1月20日は、「百手(ももて)まつり」の神事がありました。
明治地区では私の居住する葛木と二目川、小池原の3つの地域で行われます。

「百手まつり」とは、的に矢を当てて五穀豊穣と無病息災を願う新春の民俗行事で、毎年1月20日に行われます。

「二目川百手まつり」は約490年前の天文年間(1532~55年)に始まったとされ、平成25年には大分市無形民俗文化財に指定されています。
今年は、コロナ対策として、観客も入れず来賓も呼ばずに行われました。

昨年は、資料を見ると来賓11人、近隣の園児34人、小学生82人を含む地域住民約300人が来場したとあります。

「今年はコロナ退散を願って的を射ましょう」という保存会会長の挨拶。
「真ん中に当たったらコロナ退散じゃ」という声。
準備が整い、矢が放たれ始めます。

一人6本放ちます。
真ん中に当たる矢、大きくそれて人々の笑顔を誘う矢。
的に当たるたびに大太鼓が鳴り響きます。

私の番。
一本目。真ん中にある直径10センチ位の真っ黒い丸を狙います。少しそれて丸の右下。二本目。右上。

そして三本目。矢は吸い込まれるように丸の中へ。「ど真ん中じゃ」後ろで誰かの声。

真ん中の真ん中に命中していました。
みんながコロナ退散を願って執り行われた神事でした。古式ゆかしい厳かな神事でした。

コロナ退散を願い、皆さんの声が、そして医療現場の声が市の施策に反映されるよう提言を続けていきます。
皆さんのお声をお聞かせください。

タイトルとURLをコピーしました