お声をいただきました。「消費税のインボイス制度というのがよく分からない」という、事業者ではない一般消費者の方からのご質問でした。わたしが理解している範囲でお答えさせていただきました。
インボイス制度とは、ひとことで言うと事業者が消費税を申告・納付するときの仕組みを変える制度です。消費者が支払う消費税率や税の支払い方法が変わるわけではありません。
インボイスは『適格請求書』と訳されます。『適格 な 請求書』とは、『消費税率（8％、10％）ごとに消費税の合計金額が書かれている請求書（その他にも記載要件あり）』のことです。これまでの請求書は、消費税率ごとに分けて書くこと等、義務ではありませんでした。
消費税は、事業者が売り上げに含まれる消費税から仕入れ等に含まれる消費税を差し引いて納付されます。インボイス（適格請求書）制度導入の目的は、国税庁によると、売り手と買い手が正確な消費税額を把握するためとされています。
（としひさ）
