今月号の「ロータリーの友」という雑誌に、「アニマルウェルフェア(動物福祉)」について書いた記事がありました。
この「アニマルウェルフェア」という言葉は、1ヵ月前まで知りませんでした。わたしが所属する大分城西ロータリークラブの「アニマルミーティング」という社会奉仕活動に参加して(ブログR5.4.9)初めて知りました。「ロータリーの友」の記事にも、「日本は諸外国と比べて、アニマルウェルフェアの認知度・理解度が低く対応が遅れている」と書かれていました。日本の対応がどう遅れているのか、調べてみました。
農林水産省が、アニマルウェルフェア改善の実践項目を、家畜(肉用牛、乳用牛、ブロイラー、採卵ニワトリ、豚)ごとにまとめた「指針」を策定していました。ただ、この指針は「推奨」であり、強制力はありません。環境省の動物愛護管理法には、「アニマルウェルフェアに関する具体的な法規制」がありましたが、家畜は対象ではありませんでした。
EUでは、アニマルウェルフェアを実践する畜産生産者に対し、政府から支援金が出ているそうです。日本で、国あるいは地方公共団体から、生産者に対して財政支援をするには、まず、わたしたち消費者の認知度を上げていく必要があると思いました。
(としひさ)