給食費に関する事業提案

としひさより

『市立小学校に在籍する児童について、給食費の自己負担額(食材費)が高くなった分を公費で負担する事業』と、『市立中学校に在籍する生徒について、給食費の自己負担額を令和6年度も無償化する事業』が、3月議会(令和6年第1回定例会)に提案されてきました。

小学生の自己負担額は、令和6年度1食あたり298円です。令和5年度より13円高くなっています。今回の提案は、この13円の増加分を公費で負担するというものです。6,500万円が計上されています。小学生1人当たりの自己負担軽減額は、年間(13円×199日(給食提供日数/年)=)2,587円となります。

中学生の学校給食費無償化は、令和5年度の3学期(令和6年1月9日~)から始まっています。(ブログR5.6.20)今回の提案は、令和6年度も無償化を継続して実施するというものです。7億5,738万円が計上されています。無償化による中学生1人当たりの自己負担軽減額は、年間(309円×199日=)6万1,491円となります。

中学生の無償化が提案されて、小学生の無償化が提案されない理由について、担当部局からの回答は「小学生を無償化した場合、毎年度22億円~23億円の予算が必要になる。市の単費では計上が難しい。いま、全国市長会等を通じて国に要望を出している。国も昨年から全国の実態調査を行っている」とのことでした。

議会としても国の動向を注視しながら、まずは今回の提案について、その妥当性を審議しなければなりません。いずれも文教常任委員会での審査結果を受け、議会最終日の3月25日に議員全員で判断することになります。
(としひさ)

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