明日、月曜日は敬老の日です。大分市も、敬老事業として『長寿祝金等支給事業』を行っています。この事業では、満90歳と満100歳になられた方に祝金を、101歳以上の方に祝品を贈らせていただいています。
この『長寿祝金等支給事業』について、老人会の会長さんから『お声』をいただいたことがあります。記録を確認すると、平成17年でした。
その時の『お声』は、「同じ90歳で、長寿祝金をもらえる人と、もらえない人がいる。不公平だ」というものでした。
すぐ市役所に行き、制度を確認し、満90歳になっても祝金がもらえないケースが発生するか、シュミレーションしてみました。もらえないケースが発生しました。
当時の制度では、『支給対象者は、前年の9月16日~今年の9月15日までに満90歳になる方で、今年の9月1日現在、生存をされている方。支給は9月中旬以降』となっていました。
この制度では、9月15日が満90歳の誕生日の方は、その月の中旬以降に長寿祝金を受け取れます。1日後の、9月16日が誕生日の方は、翌年の9月中旬以降まで待たなければなりません。万が一、翌年の9月1日までにお亡くなりになった場合、支給要件から外れてしまいます。わずか1日の違いです。
敬老の日は『高齢者を敬い、ご長寿をお祝いする日』です。大分市も、すぐ改善に取り組んでくれました。
今は、『誕生月の、前の月に振込口座届出書が送られてきます。誕生月の月末までに、口座番号を記入し、長寿福祉課に返信用封筒で返送します。誕生月の翌月末、口座に振り込まれます(*満100歳の方は、振込口座届出書が送られてくる日と支給日が、さらに早くなります)』となっています。
(としひさ)