祖母との思い出

としひさより

(1月11日の出来事)

「としひさは出家(お坊さんになること)を考えていないか?」

直接聞かれたことはありませんでしたが、中学生の頃、父が心配していたのが分かりました。
国東のお寺に座禅をしに行きたいと言った時など、猛烈に反対されました。
(当時、仏教の精神世界に関心はありましたが、出家を考えたことは一度も無かったのですが・・)

中学生の頃仏教に関心を持ったのは、亡くなった祖母・玉枝の影響が大きかったと思います。
祖母は毎晩、御経を自分の子どもの数(8人分8回)唱え、その家族の幸せを祈っていました。

私も物心ついた頃から、時々横に座ったり、神社仏閣参りに連れて行ってもらったりしていました。
佐賀県の祐徳稲荷に二人でお参りした後、門前の食堂で『鯉こく』を食べさせてもらった事など、今でもはっきり覚えています。

また、小学何年生だったか、朝学校に行くのに寝坊してご飯を食べずに飛び出していこうとしたら「仏さまに手を合わせていきなさい」という祖母の声。慌ててUターンして形だけ手を合わせて学校へ。
懐かしい思い出です。

その祖母も98歳まで生きてくれましたが、今年3月13回忌を迎えます。
祖母が喜んでくれるような、こころを込めた法事にしたいと思います。

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