豊予海峡ルートの実現に向けた調査が行われています。豊予海峡ルートとは、大分県佐賀関半島と愛媛県佐田岬半島を隔てる豊予海峡を、海底トンネルや橋梁で結ぼうとするものです。
2016~2020年度の調査をまとめた冊子には、5つの効果が掲げられています。
【地方拠点の形成・強化】
九州・四国の地方拠点が形成・強化され、我が国全体の発展につながります。
【リダンダシー(道路ネットワークの多重化)の確保】
大災害発生時においても交通ネットワークを確保できる複数軸の国土構造が実現します。
【観光需要の拡大】
九州・四国の一体的な観光圏が形成され、外国人観光客の取り込みなど観光需要が拡大します。
【地域産業の発展】
新たな産業育成や企業間の広域連携が誘発され、地域産業の競争力が高まります。
【地方移住の促進】
広域移住が容易な“住みやすい地方“が実現し、地方への移住・定住が促進されます。
需要予測や経済効果等も具体的な数字として報告されています。議会も調査費は認めました。今後は報告書をもとに、費用対効果等、緻密な検証を行っていかなければならないと思っています。
(としひさ)