名前

としひさより

ふと思いついて、『今日は何の日』をネット検索してみました。きょうは、「全国のなつこさんの日」でした。画面をスクロールすると、『2020年(令和2年)に、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録された。・・・全国の「なつこさん」が、自分の名前を大切にし、名づけてくれた人へ感謝することで「なつこ」という名前に誇りを持ってもらうことが目的。記念日を7月25日としたのは、 7(な)2(つ)5(こ)と読む語呂合わせから』と書いてありました。

画面上の、
『名づけてくれた人へ感謝する』
『名前に誇りを持ってもらう』
という文章に、しばらく目が留まりました。

画面を見ながら、娘の名前が浮かんできました。わたしたちの娘の名前は、ふたりで話し合った結果、初の内孫ということもあり、じぃちゃん・ばぁちゃんに付けてもらうことにしました。じぃちゃん・ばぁちゃんからは、笑顔で「あなたたちが付ければいい」と言われました。
押し問答の結果、わたしたちでいくつかの候補を出し、その中から、じぃちゃん・ばぁちゃんにチョイスしてもらうことになりました。「名前の付け方」の本を何冊か買ってきて、画数を調べたりして、選びに選んで3つぐらいに絞った記憶があります。

ところが、3つとも、ばぁちゃんが首をタテに振ってくれません。顔は笑顔なのですが・・・結局、3つとも却下。アレㇾと思いながら「はなしが違うじゃん」と言えば、「この名前はああで、こうで・・・」と返ってきます。妻と顔を見合わせるばかり。
しばらくして、じぃちゃんから出てきた名前もばぁちゃんが却下。最後は、ばぁちゃんの思いのこもった名前が、長女の名前になりました。
長女が少し大きくなったころ、その手を見て、「手が、ばぁちゃんの手にそっくり」と私が言うと、ばぁちゃんは本当にうれしそうな顔をしていました。

長男次男の名前は、結果が見えていたので、最初からばぁちゃんに下駄を預けました。妻からは「どんな名前で呼んでも、親にとって可愛い子には違いないでしょ」と言われました。
そういえば、妻の名前は誰が付けたのか、聞いたことがあるような、無いような・・・帰ってきたら勇気を出して聞いてみようと思います。
(としひさ)

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