冷凍シイタケ

としひさより

『お声』をいただきました。

『冷凍シイタケ』についての御相談でした。『冷凍シイタケ』は、県がこれから売り込みに力を入れようとしている商品です。

大分県のシイタケ栽培は盛んで、約380年前に始まったとされています。中でも乾したシイタケの生産量は(記録が残っている限り)1960年(昭和35年)以降、全国のトップを走り続けています。令和4年、第70回を迎えた『全国乾(ほし)シイタケ品評会』でも、大分県は24年連続、56回目の団体優勝を果たしました。

『冷凍シイタケ』は、この大分県の生のシイタケを−20℃で急速冷凍します。冷凍シイタケで作った味噌汁を試食した市の農林水産部の職員さんの話では、「コクと旨みが数倍まして、抜群にうまかった」そうです。科学的にも、「冷凍すると細胞膜が破壊され、加熱すると栄養素(ビタミン、ミネラル、食物繊維)が溶け出しやすくなり、その量は冷凍しない時と比べ約3倍アップする。旨み成分であるグアニン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸もアップする」ことが証明されているそうです。

『お声』をいただいた方は、前述の『全国乾(ほし)シイタケ品評会』で、個人でも最高賞の農林水産大臣賞を2回、林野庁長官賞を1回受賞された方です。いわば「シイタケづくりのプロ中のプロ」です。「日本一 美味しい大分の冷凍シイタケ」を作り、日本中に広めてもらいたいと思います。

いま、「冷凍主菜」の需要が急激に拡大しています。チャンスだと思います。例えば「日本一の冷凍シイタケ」を、ふるさと納税の返礼品に加えれば、「大分県内のふるさと納税 4年連続過去最多 でも九州では最下位」という汚名返上に一役買ってくれるかもしれません。また、高齢化によって事業を断念するシイタケ生産者の事業維持等、大分県産シイタケのビジネスモデル変革につながるかもしれません。大分県産シイタケのお役に立てればとおもいます。
(としひさ)

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