ホオズキ

としひさより

【お盆に飾ったホオズキについて、4つのことが分かり、1つの疑問が出てきました。】

きのう、自宅の仏壇の花を、新しい花に入れ替えました。お盆にお供えしたホオズキは、まだショボくれていなかったので、そのまま飾り直しました。仏壇には、350mlのビール6缶とお菓子も、お盆の時のままお供えしてあります。「あまり早く下げて、セコイと思われないよう、8月いっぱいは、このままにしておこう」と思いながら、お線香に火を付けました。

今朝、「ビールはいいとして、ホオズキはこのまま飾っていて、いいのかな?」と、急に疑問が出てきました。物心ついた時から、それこそ何十回も見てきたお盆のホオズキに、初めて抱いた疑問でした。祖母が生きていた時はどうしていたか、残念ながら覚えていません。

夕方仕事部屋に戻り、『ホオズキ お盆』で検索してみました。検索の結果、片付け時期も含め、「へぇー、そうだったんだ」と思うことが4つありました。

『1.ホオズキは、漢字では『鬼灯』と書く。『鬼灯』の『鬼』は亡くなった方のことを表し、『灯』は提灯(ちょうちん)を表す。
2.ご先祖様の魂が帰ってくる時、目印になるのが迎え火(ブログ8.13)や盆提灯(ぼんちょうちん)の灯り。ホオズキは、ふっくらと膨らんだカタチが、どこか提灯のように見える。その形と、ホオズキの炎のようなオレンジ色から、自然界の提灯として飾られるようになった。
3.ホオズキは、中が空洞になっているので、ご先祖様の魂が宿る場所とも考えられている。
4.お盆で飾ったホオズキは、ご先祖様をお見送りする最終日(旧盆では8月16日)に感謝の気持ちを込めて片付ける』
という4つです。

片付けるのが8月16日なら、もう14日も過ぎていることになります。少し焦りましたが、疑問も出てきました。「ご先祖様の魂が宿ったホオズキを、そんなすぐに片づけていいの?大事に飾って、ご先祖様を偲(しの)んだ方がいいんじゃない?」という疑問です。少し考えて、これは、いくら考えても結論が出ない疑問だと気付きました。

今度、菩提寺の副和尚さんが月参りに来て下さった時、聞いてみようと思います。それまでは、ホオズキもビールも、【信念に従って?】お供えしたままでいようと思います。
(としひさ)

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