色覚検査

としひさより

きょうの朝刊に、『絵本で学ぶ色覚障がい』という見出しがありました。
記事には、『色覚障がいについて正しく知ってもらおうと出版した。色の判別が苦手な子どもたちが悩みを抱え、将来の夢を諦めることがないように、と企画した。日本は300万人以上いるといわれ、男性は20人に1人、女性は500人に1人とされる。』『航空機の乗務員や航空管制官、海技士などは色覚検査を応募条件にしている』等が記されていました。

大分市も、消防局の採用試験は、色覚検査が応募要件になっています。色覚検査が必要な理由は、消防車や救急車を運転する際、信号機の赤・青・黄が識別できないと困るからです。

応募要件になっている色覚検査について、眼科のお医者さんから、大変貴重なお声をいただいたことがあります。
いただいたお声は、「今(当時)の採用試験用 診断書には、『正常』か『その他』の判定しかない。『その他』と判定されると、大分市消防局の職員採用試験を受けることが出来ない。しかし、『その他』と判定した中にも程度の軽い人、重い人がいる。『その他』と判定した中にも、信号機の赤・青・黄は識別できる人がいる。採用要件の再検討は出来ないか」というものでした。
さっそく担当課に伝え、調査・検討をお願いしました。
今は、色覚検査について、追記が加えられています。加えられた追記は、『その他』に該当する場合は、眼科で赤色・青色・黄色の識別ができる旨の診断書を付けること、というものです。
『その他』と判定されても、医者の診断書(もしくは免許証)があれば、採用試験を受けることが出来るようになりました。将来の夢に向かって可能性が広がりました。
お声をお寄せいただいた眼科のお医者さんに、あらためて感謝申し上げます。
(としひさ)

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