委員会審査

としひさより

9月議会は、きょうから委員会審査に入りました。
議員44人全員が、5つの常任委員会(総務、厚生、文教、建設、経済環境)に、それぞれ所属しています。
議員全員で、手分けをして、9月議会に上程されたすべての議案をチェックし、必要な提言等を行っていきます。わたしの所属する経済環境常任委員会では、環境部、商工労働観光部、農林水産部の審査を行います。

きょうは、環境部と商工労働観光部でした。
議案審査終了後、報告事項の説明も受けました。1つは、『高崎山自然動物園の管理・運営体制の見直しについて』でした。『大分市の直営化を目指したい』というものでした。(現在、高崎山自然動物園は、管理公社を指定管理者(*1)として、管理・運営を行っています。)次の12月議会以降、関係条例の改正が市長から提案され、『大分市の直営とすること』についての是非を、議会として判断することになります。

高崎山と言えば、1か月ほど前、群れのトップに、雌のおサルさんが立ちました。雌のおサルさんがトップに立つのは、高崎山自然動物園 開園以来、68年の歴史の中で、初めての出来事だそうです。雌のおサルさんの名前は『ヤケイ』と言います。
名前の由来は、おばあちゃんが『オレケイ』、お母さんが『ビケイ』、おばあちゃんとお母さんの『ケイ』をもらって『ヤケイ』だそうです。現在9歳、人間でいうと30歳くらいだそうです。

『ヤケイ』がトップに立ったかどうかは、『ピーナッツテスト』で確認されました。それまでのトップとヤケイの間にピーナッツを投げ、先に取った方がトップとされます。令和3年7月30日、それまでのトップ『ナンチュウ』と『ヤケイ』の間にピーナッツが投げられました。ヤケイはナンチュウの前で、堂々と拾って食べたそうです。ピーナッツテストの後、群れの順位を示すプレートが、職員の手で差し替えられました。

今後のことについて、高崎山管理委員会は、「トップに君臨し続けるためには、体力を維持し、他のサルから慕われ、敬われることが必要」と言っています。この話を聞いて、おサルさんの世界の方がよっぽど人間的だな、と思いました。
(としひさ)

(*1)指定管理者制度とは、公の施設の管理・運営を、企業等に代行させることが出来る制度です。

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