住居表示

としひさより

きょうは、『大分市住居表示審議会』が開かれました。
対象となっている区域の住居表示を、『大分市大字△△000番地 ➡ 大分市△△町(0丁目)0番0号』に変えることの是非について審議する会です。
大分市長から委嘱を受けた18人の委員で審議しました。
内訳は、
(1)市議会議員 2名
(2)関係官庁及び団体の代表者 4名
(3)学識経験者 3名
(4)大分市職員 1名
(5)対象区域を管轄する警察署及びその区域に関係のある者 若干名
となっています。わたしも審議委員の一人です。

大分市には、公称住所以外に、自治会や団地開発業者が付けた通称住所がある、2重住所の地域が多く存在します。そこで、2重住所を解消し、新しい町名をつけることで、分かりやすい住所にするのが住居表示の取り組みです。1963年(昭和38年)から、市街地を対象に始められました。

住所を1本化するメリットとして、主に次の2つが考えられます。 
① 目的地が探しやすくなるので、緊急車両等の到着時間が短縮できる。
② 郵便物等の遅配・誤配が解消される。

新しい町名につては、従来のまちの名称(大字、小字)を基本に、その地域における歴史・伝統・文化を考え、由緒あるもの・親しみ深いもの・語調のよいものを選び、出来るだけ常用漢字を用いるようにしてています。

審議会に諮られる新しい町名も含めた事務局案は、『自治会役員説明会 ➡ 住民説明会 ➡ 自治会総会の可決』を経て上がってきます。
きょう審議した3区域、約1,200世帯についての事務局案は全て異議なく可決しました。住居表示審議会答申として、今月中に市長に上げる予定です。
次の12月議会で、住居表示の変更として市長から提案され、議会としての是非を判断することになります。
慣れ親しんだ従来の公称住所、通称住所が無くなるのは、寂しい思いもあります。しかし、『くらしやすい街』にする取り組みだと思っています。

今後とも大分市を『くらしやすい街』にするための提言と監視を続けていきます。皆さまの『お声』をお寄せください。
(としひさ)

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