清正公二十三夜祭

としひさより

『清正公(せいしょうこう)二十三夜祭』が大分市鶴崎でありました。清正公とは肥後(ひご)熊本藩の初代藩主・加藤清正(きよまさ)公のことです。

なぜ大分で熊本藩主のお祭りをするのかというと、江戸時代、豊後国(ぶんごのくに=大分県)の久住、野津原そして鶴崎は肥後藩の「飛び地」でした。
清正公が1601年(慶長6年)「飛び地・鶴崎」に建立したお寺が鶴崎の法心寺です。法心寺では清正公の命日である7月23日に、毎年追善法要が営まれます。400年以上の歴史があります。

今は法要とともに鶴崎商店街の真ん中を走る国道197号線を歩行者天国にし、『清正公二十三夜祭』が開催されています。様々なイベントがあり、鶴崎の夜を大いに盛り上げる夏の一夜の風物詩になっています。

メインイベントは、「見逃すな  夏の一夜の大一番 賞金とプライドをかけた国道197号線上の戦い 49m72.3 cmの短距離走   国道1BAN  」です。ストリート(国道)で誰が1番足が速いか決めるイベントです。
距離49m72.3 cmは、清正公の享年が49歳、命日が7月23日から決められました。今回で11回目となる大人気のイベントです。今年も熱い魂が国道を駆け抜けました。観客も思いっきり熱い声援を送っていました。

開会式直後はパラっと雨が来ましたが、大勢の人で賑わった大盛況の二十三夜祭でした。実行委員長の前田鶴崎商工青年部会長を始め青年部の皆さん、今年も本当にお世話になりました。ありがとうございました。実行委員のひとりとして、商工青年部顧問として、心から感謝とお礼を申し上げます。
(としひさ)

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