公民館の種類

としひさより

きのう書いたブログ(ブログ11.28)についてお問い合わせをいただきました。ブログに出てくる『自治公民館』について、「自治公民館とは、一般的にいう公民館とは違うのですか?」というお問い合わせをいただきました。

以下、お問い合わせをいただいた方への説明資料です。

公民館には3種類あります。地区公民館と校区公民館、そして自治公民館です。いま、大分市内には、地区公民館13館、校区公民館36館、自治公民館573館、設置されています。

【設置範囲】
地区公民館 : 大分市内を13地区に分け、それぞれの地区に1館
校区公民館 : おおむね小学校通学区域内に1館(例外:例えば明治公民館=明治小学校区と明治北小学校区内に1館)
自治公民館 : 基本的には自治会内に1館(例外:例えば猪野上公民館=猪野中自治会と猪野南自治会内に1館)

【設置費用】
地区公民館 : 市町村の予算で設置
校区公民館自治公民館 : 市の補助金と対象地域の住民からの寄付金等(自治会の積立金等含む)で設置

【管理・運営】
地区公民館 : 大分市の場合は市が直接管理・運営(委託している市町村有)
校区公民館 : 基本的には小学校区内の住民が、自主的に校区公民館運営委員会等をつくり、管理・運営している。
自治公民館 : 基本的には自治会等が管理・運営している。

【職員】
地区公民館 : 大分市の地区公民館の職員は館長も含め市の職員
校区公民館 : 基本的には館長1名、主事1名を公民館運営委員会等が選任
自治公民館 : 基本的には専任職員無し

【事業・活動】
地区公民館 : 生活に即する教育、学術及び文化に関する各種事業を行い、住民の教養の向上、健康の増進などを図り、社会福祉の増進に寄与すること等を目的とする。
校区公民館 : 基本的には公民館運営委員会等において決定される。
自治公民館 : 基本的には自治会総会等において、関係住民の総意で決定される。

【予算】
地区公民館 : 大分市の予算
校区公民館 : 住民の負担 + 一部市の補助金
自治公民館 : 住民の負担 + 一部市の補助金

【使用制限】
地区公民館 : 営利を目的とする事業の禁止
       特定の政党、宗教を支持する活動の禁止など
校区公民館 : 基本的には公民館運営委員会等で決定される。
自治公民館 : 基本的には自治会総会等において住民の総意で決定される。

公民館活動が盛んな地域、公民館を利用する団体や個人が多い地域は、結果として、人と人との『絆(きずな)』が強く残っていると感じています。
議会として、地区公民館の運営方針や活動の在り方、校区公民館・自治公民館への市のサポート体制の在り方等については、再度チェックしなければならないと思っています。
(としひさ)

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