新型コロナウイルス感染症対策に関する予算(12月議会)

としひさより

12月議会に提案された予算議案のうち、新型コロナウイルス感染症対策に関する予算は13億5,500万円でした。

主なものは、
・3回目のワクチン接種に係る経費
・JR大分駅府内中央口広場に設置している抗原検査センター運営費
・入院患者の治療費の追加計上
です。

新型コロナワクチン接種事業 9億400万円
【2021年度・対象者】 2回目接種を終了した者のうち、原則8か月以上経過した医療従事者及び高齢者(65歳以上)
【2021年度・対象者数】 約14万人(医療従事者約2万8千人、高齢者約11万2千人)
【接種開始時期】
・医療従事者   =2021年(令和3年)12月~
・高齢者施設入所者=2022年(令和4年)1月中旬~
・一般高齢者   =2022年(令和4年)2月頃~
【接種券の発送】 週単位で発送
【接種体制】 個別接種及び集団接種(接種できる病院については、現在、病院の意向調査中)
【その他】 
①コールセンターの回線数=混雑をできるだけ避けるため、53回線設けます。(前回、増やした最終回線数に同じ)
②スマホ等を使わない高齢者のため、第2庁舎1階ロビー及び各支所に「予約サポートスタッフ」を配置し、来場された高齢者の代わりに予約を行います。 
③64歳以下の3回目接種の時期については未定ですが、おおむね5月、6月頃の見込みとのことでした。

新型コロナウイルス検査体制強化事業 1億7,700万円
大分市抗原検査センターを継続し、抗原検査を実施する。
【検査対象者】 
①県外から大分市を来訪する者*帰省者含む(免許証等の住所がわかる物やチケットなど、何でもいいので県外から来たことが分かるものをご準備ください。) 
②市内の商店・飲食店等の利用者、従業員等(レシートや従業員としての名刺、名札など、何でもいいので利用者、従業員であることが分かる物をご準備ください。)
【設置場所】 JR大分駅府内中央口広場(北口)
【開設時間】 午前9時~午後10時まで(最終受付は午後9時30分)
【検査方法】 厚生労働省認可の抗原定性検査*鼻腔ぬぐい液(自己採取)
【検査時間】 約15分~20分程度
【実施期間】 2022年(令和4年)3月末まで

新型コロナウイルス感染症入院患者治療費 1億3,700万円
新型コロナウイルス感染症にかかる入院治療費については、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」により、公費で負担することとされています。
前回の第5波の到来で、入院患者数が増加し治療費が不足するため、今後見込まれる経費が計上されました。

その他 1億3,700万円
・年末から年始にかけ、新型コロナウイルス感染症に対する初期救急が出来る病院を増やすための経費 3,000万円
・病院が手術患者等に行うPCR検査等を補助するための経費 8千400万円
・漁業者が漁に出る時の、船の燃料費を補助するための経費 2千300万円

以上、新型コロナウイルス感染症関連を含む『福祉保健部 所管分』と『子どもすこやか部 所管分』は、まず厚生常任委員会(5つある常任委員会の1つ)で審査し、12月14日の本会議(ブログ11.30)において、議員全員で審議します。
(としひさ)

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