記念誌

としひさより

横尾 土地区画整理事業が竣功(完成)しました。
大分市が記念誌を発行することになりました。記念誌に載せる原稿の依頼がありました。

以前、横尾 土地区画整理事業について触れたブログには『32年前に着手した事業』と書きました。今回の原稿には、『31年前に着手した事業』と書きました。年数だと32年前ですが、年度では31年前になります。今回は年度で統一するそうです。

以下が、記念誌に載せる原稿です。

31年前の1990年(平成2年)に着手した事業が、やっと終わりを迎えました。わたしが2006年(平成18年)から会長を務めさせていただいた『横尾 土地区画整理審議会』も、昨年8月6日、最後の会議を開き、その役割を終えました。
土地区画整理事業を進めていくためには、審議会の同意を得なければなりません。委員は15名で、学識経験者と横尾土地区画整理内に宅地を持つ人などが、それぞれ選挙で選ばれます。中筋と下組の自治会長さんには、出来るだけ審議委員への立候補をお願いしてきました。
この横尾 土地区画整理事業は、佐藤益美元大分市長が始められた事業です。

わたしは小学生の頃、自転車でしょっちゅう佐藤家に遊びに行っていました。佐藤家と我が家は親せきになります。佐藤益美元市長が始められた事業が、わたしが審議会会長の時に終わると思うと、感慨深いものがあります。
当初の計画では12年で終わる予定でした。延びに延びて31年かかりました。

延びた1番の理由は、土地区画整理内から埋蔵文化財(国指定史跡 横尾貝塚)が出土したためです。発掘調査自体に5年かかりました。事業計画見直しの為の意見聴取、地元説明会の開催等々に加え、地権者との協議が難航するなど、長い事業となりました。
審議会も、1991年(平成3年)2月5日の第1回以降、67回の会議を重ねました。審議した内容は、法律で定められた事項だけではありません。地元の意見を事業に反映させる役割も、充分に果たしてきたと思っています。
事業竣功にあたり、改めて、これまで審議委員を務めていただいた皆さま、またサポートしていただいた横尾土地区画整理事務所の職員の皆さま、関係者の皆さまに、心から感謝申し上げます。

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