平和授業

としひさより

きのう8月9日は、長崎市に原子爆弾が投下された日、8月6日は広島市に投下された日、でした。大分市内の小・中学校では、8月6日或いは7日に『平和授業』が行われました(コロナ禍による中止を除く)。

平和授業について、8月6日のブログに、『戦後76年目の平和授業の目的と効果について、連休明け、教育委員会に、教育委員会としての考え方を聞いてみようと思いました』と書きました。戦後75年が経過し、令和3年3月31日時点で、大分市の戦後生まれの人の割合は約87%となりました。
子どもたちに、何を、どう伝えるか、伝わっているのか、知りたいと思いました。また、他県の学校では、小学校低学年に過激な映像を見せ、問題になったケースもあると聞いています。

きょう、教育委員会の担当者とディスカッションを行いました。
まず、平和授業の目的について、説明を受けました。
目的は、『過去、現在の戦争事実を知るとともに、戦争の悲惨さや人権侵害を見抜き、平和の尊さ、命の大切さに気付き、平和な社会を築いていこうとする児童生徒を育てる』です。目的は、従前から変わっていません。
目的の次に、小学校3校、中学校3校の授業内容について、抜粋して説明を受けました。中学校演劇部の平和劇の鑑賞など、各学校とも工夫された授業が行われていました。
『何を、どう伝えるか』については、各学校の独自性が出ても良いと思います。

難しいのは、『子どもたちに伝えたいことが、伝わっているか』の検証です。この検証は、授業後の感想を、自分の言葉で書いてくる子どもの割合と、感想の内容を経年変化で比較していくしかないかな、と思っています。
(としひさ)

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