鉾神社秋季大祭

としひさより

地元の鉾神社(ほこじんじゃ)で、秋の大祭が行われました。わたしも玉串を奉納させていただきました。

コロナ禍により、2年間は神事のみでした。今年、『おみこし巡行』は取りやめになりました。『曳山(ひきやま*1)』は出ました。時間と距離を短縮し、参加人数に制限をかけた3台の曳山(ひきやま)が、部落の中を巡りました。大太鼓・小太鼓をたたく練習を3日間した小学生が、曳山の中に乗り込みました。笛はコロナ対策で、録音を流しました。部落の老若男女が、前で2本のロープを引っ張りました。後ろにブレーキ役の大人が付きました。『御旅所(おたびしょ*3)』まで、1時間弱のコースでした。

途中、笛・太鼓の音を聞きつけた人たちが家の中から出てきました。曳山を懐かしそうに見ている人。賽銭箱にお金を入れる人。知り合いを見つけ手を振る人。コロナ禍前にタイムスリップしたような錯覚に陥りました。

家に帰り、手・指の消毒薬を目にし、現実に戻りました。明日からまた戦いです。
(としひさ)

(*1) 曳山(ひきやま): 飾り物をした山車(だし*2)
(*2) 山車(だし): 祭礼の時、引いたり担いだりする出し物の総称
(*3) 御旅所(おたびしょ): 祭礼で、ご神体を乗せた神輿(みこし)が途中で休息するところ

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