送り火

としひさより

きのう8月16日は、『お盆で帰省されていたご先祖様が、再びあの世にお帰りになる日』だと、言われています。我が家でも『送り火』を焚いて、ご先祖様をお見送りしました。わたしたちと一緒に、チョビも、お見送り?をしてくれました。写真に写っている猫が、チョビです。16年ほど前、高校生だった娘が連れて帰って来ました。通っている高校の敷地内の側溝を、子猫がコロコロ、コロコロ流れていたそうです。1週間ほど学校の職員室で保護し、その間に引き取れる人を探したけど見つからなくて、自分で連れて帰って来たそうです。我が家に来て、チョビという名前になりました。来た時は、手のひらに乗る位の小さな子猫でした。

チョビは、送り火セットに火をつけるまで、セットのすぐ横にチョコンと座っていました。火をつけてからも、熱くないのかと心配になるくらい、動かずにジッと座っていました。火が大きくなってくると、少し離れ、写真のように前を向いて座り直し、じっと前を見ていました。妻の話では、13日の『迎え火』の時も同じような様子だったそうです。

チョビも我が家に来て16年が経ちました。16歳は、人間の年齢に換算すると80歳くらいです。チョビの年齢が気になり、猫の長寿の記録を調べてみました。日本では、1988年生まれの“あい”ちゃんが、27歳の天寿を全うした、とありました。世界では、アメリカの家庭で飼われていた“クリーム・パフ”ちゃんが38年と3日生きたそうです。

日本での長生きの記録が27歳、世界は38歳。チョビはまだ16歳。まだまだずっと先があります。
(としひさ)

タイトルとURLをコピーしました