『雑草魂』という言葉があります。ネットで検索してみると、「雑草のように踏まれても、厳しい環境にあっても、立ち上がる、不屈の精神を指すことが多い」とでてきました。
先週、ラジオを聞いていたら、「踏まれた雑草は立ち上がらない」という話が聞こえてきました。NHKの「ごごカフェ」という番組の、ゲストをお迎えしてのトークコーナーでした。
この日のテーマは「雑草の不思議」、ゲストは「雑草の専門家、静岡大学農学部教授」でした。わたしなりに理解した教授のお話をまとめてみました。
・実は、踏まれた雑草は立ち上がらない。
・立ち上がるということは、雑草にとってそんなに大切なことではない。
・雑草にとって大切なことは、花を咲かせ種を残すこと。
・雑草が立ち上がるためには結構エネルギーがいる。無駄なエネルギーを使うより、踏まれたままで花を咲かせたほうが良いというのが雑草の戦略。
・必ず花を咲かせることは、どんな植物にもできるわけではない。条件が悪かったり、良すぎたりすると花が咲かないことがある。
・雑草はどんな状況でも必ず花を咲かせる。
・必ず花を咲かせることが雑草の1つの特徴。
・雑草は、花を咲かせ、種を残すという大切な目標を見失わない。
「大切な目標を見失わない」という言葉が心に響きました。
『立ち上がることが目標ではない。踏まれても、厳しい環境にあっても、立ち上がった先にある目標を見失わないことが大切』
と勝手に解釈し、納得しました。はげまされました。ありがとうございました。
(としひさ)