子どもがいうことを聞かない時、「鬼が来るよ！」と言ったり、鬼のアプリをみせたりして、いうことを聞かせようとするのは絶対にNGなのだそうです。
『一時的に聞いてくれるかもしれません。それは鬼が怖いから「恐怖」で行動しているだけです。良いことか悪いことか考えず「怒られたらどうしよう」で行動する子になってしまいます。「早くしないと鬼が来るよ」「言うことを聞かないと鬼を呼ぶよ」を言われ続けると、「怒られたくないから」「失敗したくないから」と、マイナス思考で行動する子になってしまいます』
これは保育園の園長先生が保護者に渡す『園だより』に載せた文章をわたしなりに解釈したものです。
この文章を見て、わたしが親になる前に聞いた話を思い出しました。
『バスの中で子どもが騒いでいます。母親が、子どもに向かって「騒いでいると運転手さんに叱（しか）られるわよ」と言いました。運転手さんが、母親に向かって「運転手は叱りません。お母さんが叱ってください」とマイクで言ったそうです』
つい言ってしまいそうになる言い回しです。『気をつけよう』と思った記憶があります。
（としひさ）
