お施餓鬼(おせがき)

としひさより

コロナ禍で中断していた菩提寺(ご先祖さまを供養していただいているお寺)の様々な年間行事が、取り敢えずコロナ禍前と同じように行われることが決まりました。浄土宗では『もっともありがたい先祖供養』と言われている『おせがき(お施餓鬼)』も行われる予定です。お施餓鬼とは、文字通り『餓えた(飢えた)鬼』に『施し(ほどこし)』をするという法要です。

(以下浄土新聞等より一部抜粋)
仏教では、生きている時の行動により、6つの世界への生まれ変わりを繰り返すという考えがあります。「餓鬼の世界」はその1つ。そこに生まれたものは、飲食をしようとするとそれらが炎と化してのどを通らず、常に飢えと渇きに苦しむとされています。お施餓鬼は、この世界で苦しんでいる人々に飲食(おんじき)を施して救い、その功徳を先祖供養に振り向ける法要です。

どんな人が餓鬼の世界に生まれ変わるのか、菩提寺からいただいた資料に書いてありました。「生前の強欲や嫉妬などの報いとして」餓鬼の世界に生まれ変わるのだそうです。餓鬼の世界以外に生まれ変わりたいと思いました。

ちなみに、6つの世界は『地獄・餓鬼(がき)・畜生(ちくしょう)・修羅(しゅら)・人間(にんげん)・天上』でした。『人間』がいいと思いました。
(としひさ)

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