吟詠

としひさより

妻が、詩吟(しぎん)のコンクールで3位に入賞しました。コンクールの名前は『鶴崎詩道会 独吟 吟詠コンクール大会』、3位の賞状と小さなトロフィーを持って帰ってきました。『鶴崎』は地名です。『吟詠』は「詩に、節(ふし)をつけて歌うこと」と、辞書には書いてあります。

コンクールがある日の午前中、仕事部屋で仕事をしていると、妻の練習する声が聞こえてきました。正直、「うまくなったなあ」と思いました。詩吟を始めた頃は、妻が家で練習すると、レオン(わが家のワンちゃん、からだの大きいほう)もシオン(からだの小さいほう)も、おびえて遠吠えのような声をあげていました。

練習の声を聞きながら、レオンを見ると、小屋の中にうずくまり、静かに外を見ています。練習が終わり、仕事部屋の前を通りかかったので、冷やかしてやろうかと思いましたが、コンクールの前なのでグッとこらえました。

わたしも俊霊という吟号(詩吟をする時の名前)は持っていますが、まだコンクールに出る勇気はありません。妻に頭が上がらないことが、また1つ増えました。
(としひさ)

(*1)R5.1.1以降、詩吟について触れたブログ
R5.5.16『子どもさんのための詩吟体験会』R5.3.27『詩道十則

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