『新たに無人駅となるJR九州の5駅について、一定期間大分市が人員を配置し、駅構内の案内や見守りをすることにより、市民の不安解消を図る(キップを販売したり受け取ったりなどの駅員業務はしない・できない)』という事業が、6月議会(令和5年第2回定例会)に提案されてきました。
【配置駅・期間】
○鶴崎駅:8月1日~10月31日
○高城駅、大在駅、坂ノ市駅、中判田駅:7月15日~10月31日
*配置期間は、それぞれの駅で駅員が居なくなる日~10月31日まで。
*状況により期間を延長する場合がある。
*土日祝日を除く。
【配置時間】
午前7時~午前9時
【配置人数】
1駅につき1人配置
【予算額】
500万円(外部委託費)
JRの駅無人化については、大分市も大分市議会も反対してきました。市とともに何度もJR九州本社に行き、「無人化をやめて欲しい」と要望し続けてきました。しかし、2018年(平成30年)に5駅(牧、幸崎、滝尾、敷戸、大分大学前)が無人化され、今回新たに5駅の無人化が決定されました。
今回の人員配置が、『大分市民に対し、JR九州のすすめる駅の無人化を大分市が容認した』と捉えられないか危惧しています。また、配置時間が2時間、配置期間が10月31日までという中途半端な設定で、『市民の不安解消を図る』ことが本当にできるのか疑問になります。
この事業は、わたしが委員長を務める建設常任委員会でまず審議します。
ブログを書きながら危惧・疑問になった2点、
①駅無人化を市が容認したわけではないこと
②人員を2時間、10月31日まで配置することで不安解消が図れると考えた根拠
を、委員会の中で明確に示すよう担当部局に指示しました。
(としひさ)