わたしと妻は、学部は違いますが同じ大学の同級生です。ある日、卒業後の就職について2人で話し合いをしました。
わたしは長男、妻は長女です。互いの両親とも、口には出しませんが、ふるさとでの就職を望んでいるのではないかと思われました。ふるさとで就職すると、大分と鹿児島の中距離恋愛になってしまいます。2人で口裏を合わせました。「もう少し大都会で社会勉強をしたい」、許してもらえました。
大都会でそれぞれ就職し、何年か経ち、結婚を意識するようになりました。2人で結婚生活について、特に子どもの成育環境について話し合いをしました。「このまま大都会で子どもを生み育てるか?どうするか?」、2人とも「このまま」はノーでした。もっと自然豊かな土地で育てたいと2人とも思っていました。働かせてもらっている事務所、会社には申し訳ないと思いましたが、大分に帰る決心をしました。29歳の時でした。
きのう、ブログ『移住・定住の取り組み』を書きながら、当時のことを思い出していました。きっかけは、おおいた都市広域圏発行の「移住GUIDE BOOK」です。「おおいたのいいとこgood point!5」の1は「温泉がある」、2は「物価が安い」、そして3は「子どもがのびのびと育つ環境」でした。
(としひさ)