同窓会

としひさより

大分大学教育学部 附属中学校24回生の同窓会がありました。市内、市外、県外、海外から、わたしも含め49の懐かしい顔が集まりました。

案内状が届いたのは3か月ほど前でした。日程を確認し、出席の返事を出し、改めて案内文を見て「オヤッ」と思いました。通常、『一次会・二次会』と書くところ、『第一部・第二部』となっていました。第二部には(二次会として同会場にて)と書かれていました。同窓会の二次会を一次会と同じ会場でするのは経験したことも聞いたこともありませんでした。「何かたくらんでいるな」と思いました。

当日、やはり「何か」ありました。20:00、お世話係代表が第一部の終了を告げるとすぐに前方の大きなスクリーンにラグビーの試合が映し出されました。ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会、決勝トーナメント進出をかけた日本対アルゼンチンの大一番です。会場は、一気にパブリックビューイングの熱気に包まれました。

試合の合間、お世話係を引き受けてくれたクラスメイトに「一気に盛り上がったやん」と声をかけました。「えへへへ、実は」と種明かしをしてくれました。パブリックビューイングは当初の計画にはなかったそうです。言われて気づきました。世紀の一戦と同窓会の日が重なるなんて、同窓会の直前まで誰も予想していませんでした。お世話係のみんなが二次会を同じ会場にした訳は、「前回の同窓会の時、二次会の出席者が多くてギュウギュウ詰めになった。お酒が飲めて話ができればいいんだから、同じ会場でつまみをチョコッと出してそのままやろうかとなった。ラグビーは偶然」とのことでした。盛り上がることを想定して同一会場にしたのではなくても、パブリックビューイングで盛り上がったのは間違いありません。素晴らしいアイデアに感謝です。

同じ会場にして良かったことがもう1つあります。
1次会はバイキングでした。二次会はサラミやあられがつまみとして出されました。つまみが足りなくなった人は、一次会で残った料理を取りに行っていました。わたしもお腹が空いてチャーハンと肉を皿に盛りました。一次会で残っていた料理も二次会が終わるころにはなくなっていました。食品ロス削減に貢献した同窓会となりました。

同窓会や同級会など、久しぶりに再会した席で『残さず食べよう!30・10(さんまる・いちまる)運動』(*1)は少し難しいかもしれません。宴会場との交渉にはなりますが、一次会・二次会セットはいい方法かもしれません。
(としひさ)

(*1)30・10運動: まだ食べられるのに捨てられる食品ロスを削減するため、会食や宴会時に、最初の30分と最後の10分は、自分の席で食事をし、食べ残しを減らそうという運動。

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