「調理」と「料理」

としひさより

きのう、ブログを書きながら「調理」と「料理」の違いが気になりました。きのうのブログは、田北調理師専門学校の学生さんと大分市議会議員との意見交換会について書きました。(ブログR5.10.18)「調理師と言うが料理師とは言わないな」と思ったことが「調理と料理の違いはなにか」と考えたきっかけでした。
(以下、違いがわかる辞典等より抜粋)

【調理と料理の意味を分けて使う場合】
●「調理」は料理をする過程や技術、「料理」は調理して出来上がった食べ物のこと。
●「調理」は、食材を加工して食べやすくする過程、また、その行為のこと。
●「調理」は、食材を切る、煮る、焼くといった技術・課程を指すため、料理を作る器具は、「料理器具」ではなく「調理器具」とよぶ。
●飲食店のことは「調理店」とはよばず、「料理店」や「料理屋」とよぶ。これは、飲食店で食事をつくることは「調理」だが、最終的に客へ提供されるものは料理なので「料理店」とよぶ。
●魚屋が魚をさばいて切り身に加工することは「調理」
●魚屋が魚をさばいた切り身そのものは「料理」ではなく「調理済み食材(食品)」とよぶ。切り身は食べられる状態のものだが、皿に盛り、卓に並べるといった食べる直前の状態ではないため、「料理」ではない。

【調理と料理の意味を分けて使わない場合】
●「料理」の方が「調理」より意味は広い。
●「料理」は、食べ物をこしらえることや(使い分けた場合は調理)、そのこしらえた食べ物のことで(使い分けた場合は料理)、「料理」は「調理」の意味も含んだ総称。
●広い意味で解釈すれば、食事を作る前の企画の段階から仕上がりまでが「料理」とよべる。

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