乳和食

としひさより

「乳和食」という言葉を初めて耳にしたのはラジオの「朝食についての疑問・質問コーナー」(ブログR6.2.18 Q7)でした。「カルシウムを摂取するため、お味噌汁に大さじ1杯の牛乳を入れる」という乳和食が紹介されていました。
(以下、「一般社団法人 Jミルク」のHPより抜粋)

【乳和食の定義】
味噌や醬油などの伝統的調味料に牛乳(成分無調整牛乳)を組み合わせることで、利用されている食材本来の風味や特徴を損なわずに食塩やだしを減らし、美味しく和食を食べてもらう調理法。
【乳和食のメリット】
最大のメリットは、無理なく、おいしく減塩ができ、カルシウムがしっかり摂れること。牛乳は、「吸収率の低い栄養素といわれるカルシウム」を効率よく摂る最良の食品。また、高齢者に不足しがちな動物性タンパク質を補うこともできる。

牛乳の効果】
●高血圧を予防する
牛乳に多く含まれているカルシウムやカリウムには、血圧を上昇させる血中ナトリウムの作用を抑える働きがある。

●血糖値の上昇が緩やかになる
糖尿病を防ぐには、食後血糖値を上げない食事法が重要。牛乳は食後の血糖値の上昇が緩やかな低GI食品(*1)。

●メタボのリスク低減
男女ともに、牛乳・乳製品の摂取量の多い人の方がメタボのリスクが低いという調査結果が出ている。(2005年のアメリカとイランの調査結果、日本の女子中学生・高校生を対象にした6年間の調査結果、健康科学大学の学長を座長とした各分野の専門家による調査結果等が紹介されていました)

●健康寿命が長くなる
牛乳を摂取している人は血清アルブミン(*2)が下がりにくく、寿命が延びるというデータが報告されている。(東京都老人総合研究所の10年間の疫学調査の結果等が紹介されていました)

●骨や歯、筋肉の健康を保つ
牛乳には豊富なカルシウムが含まれている。

わが家では、牛乳が週に何本か配達されてきます。牛乳が消費されずに溜まってくると、晩ご飯にシチューが出てきます。妻に聞くと「シチュー用に取ってあるわけではない」そうです。なので、これから2日に1本ずつくらい牛乳を飲んでみようと思います。
(としひさ)

(*1)低GI食品: 食後の血糖値の上昇が穏やかな食品のこと。GIはグライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、どれくらいの速度で血糖値が上昇するかを数値化したもの。グリセミックという表記もありましたが、日本Glycemic Index研究会のHPではグライセミックとなっていました。単語の意味を調べようとしましたが、残念ながらわたしの持っている英和辞典にはGlycemicという言葉はありませんでした。Indexは、この場合「指標」だと思います。

(*2)血清アルブミン: 血液中のタンパク質の一種で、栄養・代謝物質の運搬、浸透圧の維持などの働きをします。栄養状態を評価する際、低栄養になっていないか調べる指標にもなっています。(ネット辞書より)

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