正常性バイアス

としひさより

ある会社の会議にオブザーバー(傍聴者)として参加させていただきました。(ブログR6.4.1
会議の中に「正常性バイアス」という言葉が出てきました。バイアスは「思い込み、先入観」などと訳されます。

「正常性バイアス」について検索してみました。神戸市のHPの中に分かり易くまとめた記事がありました。以下抜粋させていただきました。。

【正常性バイアスとは】
危険な状況であっても、ちょっとした変化なら「日常のこと」として処理してしまう人間心理の事をいいます。例えば、建物の非常ベルが鳴っていても、「また、誤報だから大丈夫だろう」と思い込んだり、火災が発生している際に薄い煙であるから「まだ安心だ。そう大きくはならないだろう」と避難せずに、逃げ遅れてしまうというものです。 正常性バイアスとは、異常を正常の範囲内のことと捉えてしまう錯誤、心の安定を保つメカニズムをいいます。
【災害時はマイナスに働くこともある】
心の安定を保つために働く「正常性バイアス」が、災害時においてはマイナスに働くことがあります。例えば、危険が迫っていても危険だと認識せずに逃げ遅れてしまうといった状態です。このような、私達の中に本来備わっている心理作用について学んでいくことは、災害時に慌てず行動するためには必要な事です。
【正常性バイアスが良い方向に働いた例】
●釜石の奇跡(出来事)
2011年3月 東日本大震災の際、釜石東中学校と鵜住居(うのすまい)小学校の生徒たちが率先して避難行動をとったことで、周辺の住民にも避難行動を促したという事例がありました。率先して行動することで、周囲の人々にバイアスが働き、行動を促す事もあります。

(以下、ウィキペディアより抜粋)
【正常性バイアス】
人間の心は、予期せぬ出来事に対して、ある程度「鈍感」にできている。日々の生活の中で生じる予期せぬ変化や新しい事象に、心が過剰に反応して疲弊しないために必要なはたらきで、ある程度の限界までは、正常の範囲として処理する心のメカニズムが備わっていると考えられる。

ウィキペディアの記事を読みながら、議員の仕事では「正常性バイアス」がマイナスに働かないようにしなければならないと、改めて思いました。
特に「何となく行動しているうちに」コンプライアンス(法令遵守)に違反していないか、気をつけなければならないと思いました。また、倫理観など社会的な規範もコンプライアンスの中に入れなければならないと思っています。
(としひさ)

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