アトム

としひさより

きょう4月7日は、手塚治虫氏(てづかおさむ1928~1989)の人気漫画『鉄腕アトム』の主人公・アトムの誕生日です。

アトムは、漫画のキャラクターでありながら市民権も持っています。原作の中で、アトムが誕生する設定となっているのは2003年4月7日。その設定と同じ日、手塚プロの事務所のある埼玉県新座市で、アニメキャラクターとして初めて『市民』として登録されました。

鉄腕アトムのアニメがテレビ放映された当時、私はまだ4歳でしたが、ほとんど欠かさず見ていた記憶があります。

漫画本として初めてまともに読んだのは、大学生になって上京し、東京都北区赤羽に住んでいた父の弟である叔父の家を訪ねた時だったと思います。叔父は手塚治虫作品が大好きで、『火の鳥』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』等々が書棚にいっぱい並んでいました。

その叔父が他界して、もう8年になります。「亡くなった方への一番の供養は、その方を思い出すこと、忘れないこと」と聞いたことがあります。

今夜は、赤羽の家を訪ねるたび、ふるさとに帰ったようなほっとした優しい気持ちにさせてくれた、懐かしい叔父との思い出を、静かにたどりたいと思います。
(としひさ)

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