堺市議会の議会改革の取り組みを視察しました。
事前説明のあと、大分市議会と違う点・気になる点について以下4点の質問をしました。
(1) 地方自治の研究者の中には「これからの地方議会の活性化は『議員間討議(*1)』が活発に行われるかかどうかだ」と言い切る人もいます。大分市議会では各委員会の冒頭、委員長が「自由討議(=議員間討議)の積極的な活用をお願いします」と呼びかけています。積極的に活用されていません。堺市議会さんではどのような状況でしょう。
(2) 『委員会のインターネット中継』を大分市議会ではまだ導入していません。協議の中でどのようなメリット・デメリットが話し合われたのか?実際に導入してどうだったか?教えてください。
(3) 『個人の事情(育児等)で委員会室に行けず、オンラインでの委員会参加を希望する』場合、『申請』という形式をとっているということは、オンラインで出席しなければならないという規定ではなく、出席できるという規定だと思います。これまで活用された事例はあるのでしょうか?
(4) 大分市議会では、決算審査については予算を審査する5つの常任委員会がそのまま決算分科会になり、5つの分科会で決算審査をしています。『6分科会を3分科会と3分科会に分け、大きく2分科会に再編成した』目的を教えてください。
『取り入れた方が良い』と思えるシステム・考え方が事前説明・回答の中にいくつかありました。大分市議会の議会改革を少し微調整しなければならないと思います。
(としひさ)
(*1)議員間討議: 委員会では、通常、「議員が質問・意見・要望をし執行部が答弁」します。議員間討議は、議員の質問・意見・要望に対し、他の議員が「それは違うと思う」「自分はこう考える」等、互いに意見を出しあい、是非を検討しあいます。