神社の宮司(ぐうじ)さん、宮総代(*1)さん、自治会の役員さんと一緒に、地元の『こんぴら様』の前で柏手を打ちました。五穀豊穣(ごこくほうじょう)のご祈願です。五穀は、『米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆の5種類。麻などを加えることもあり一定していない』そうです。『こく物が豊かに実りますように』と手を打ち鳴らしました。
去年の『こんぴら様』の時、部落の古老(昔からのことをよく知っている人)から、「こんぴら様は海の神様」と教えてもらいました(ブログR3.9.28)。海の神様に、陸にある穀物の実りをお願いする? 柏手を打ちながら、チョット不思議な気がしました。調べてみました。
『信仰がインドから日本に入ってくると、海難や雨乞いの守護神として信仰されるようになった。雨乞いの神様は、五穀豊穣をもたらす神さまでもある』とありました。なんとなくわかりました。
『神さまに対する信仰』から、『人が人を信じる』ことに、そしてまた『神さまへの信仰』に、思いが巡りました。
人と人では、『信じる』まで時間がかかります。自分の状態、相手との相性、(長短はあっても)相手を信じるまで時間は必要です。信・不信を繰り返すこともあります。
神様については、神様のことをよく知らなくても信じてしまうことがあります。信仰の不思議さと怖さ、改めて考えてみる機会になりました。
(としひさ)
(*1)宮総代: 宮司さんを助ける役の人