夕方、仕事部屋で、知人からいただいた冊子を手に取り、パラパラとめくっていました。『根強く残る“ブラック校則”』という記事が目に留まりました。
記事にあるブラック校則をネット検索すると、最初に7つの事例が出てきました。
1.黒髪強要
地毛が茶髪の生徒に対して、黒く髪を染めるように強制する
2.ポニーテール禁止
女子生徒に対して、ポニーテールを禁止する。
3.日焼け止め禁止
登山などの校外学習の際でも、日焼け止めの使用を禁止する。
4.肌着の色の指定
学校が指定した色の肌着しか着用してはならない。
5.マフラーして登校禁止
マフラーしての登校を禁止する。
6.シャープペンシル禁止
シャープペンシルの使用を禁止し、違反時には没収する。
7.恋愛禁止
生徒同士の恋愛を禁止する。
さらに検索すると、まさかと思える事例が数多く出てきました。
以前、「子どもの通う学校の、校則が厳しすぎる」というご相談を受けたことがあります。校則は学校ごとに決められます。相談を受けた学校に行き、校長、教頭、生活指導主任と話をしました。その中で、「厳しくしておかないと、地域の方の目がある」という話が出ました。青少年健全育成協議会の中でも、同じような話が出たことがあります。是か非かはケースバイケースだと思います。
『大分市教育ビジョン』には、『学校、家庭、地域社会の連携、協働の下、未来を担う子どもたちの豊かな人間性や社会性を育む・・・』とうたわれています。
『校則を守る』『守る校則はどんな校則か』は、人間性や社会性を育む大事な要素のひとつだと思います。
校則は、学校と家庭と地域が連携・協力し、そして何より子どもたちを含めて検証し、決めていく必要があるのではないか、と思います。
(としひさ)