大分市が実施した調査、
【結婚式を行う時、「大安」「仏滅」などにこだわる】について、
・そう思う 18.7%
・どちらかと言えばそう思う 36.6%
・どちらかと言えばそう思わない 17.7%
・そう思わない 25.6%
・無回答・不明 1.5%
という結果が出ました。約半数(43.3%)が『こだわらない』と回答しています。
【回答者の年代別割合】は、
・10歳代・20歳代 7.5%
・30歳代 11.8%
・40歳代 17.8%
・50歳代 18.6%
・60歳代 20.1%
・70歳以上 24.2%
【性別】は
・男性 39.1% ・女性 60.3% ・その他 0.7% でした。
わたしたち夫婦も、『こだわらない』でした。結婚記念日4月29日、今は『昭和の日』になっていますが、当時は『天皇誕生日』でした。結婚式を挙げた年の『天皇誕生日』は『仏滅』、さらに『17年ぶりの雨の天皇誕生日』、しかも土砂降りの雨という、ある意味『最悪の日』でした。定番の『雨降って地固まる』という言葉を、多くの方からいただきました(笑)。
結婚式では、式の最後にある『両親からのお礼』の前に、当時としては異例?の『新郎誓いの言葉』を入れさせてもらいました。打ち合わせの時、わたしの両親からは、「次第の中に、新郎誓いの言葉を入れるなんて、聞いたことがない」と、猛列に反対されました。式場付きの司会者さん(赤嶺さんという方だったと思います)が、「この新郎さんなら大丈夫ですよ」と言ってくれて決まりました。それまでの人生の中で、最高に嬉しい「この」でした。
新郎誓いの言葉は、
「日本人は、よく、目と目で分かりあえると言います。しかし、目で分かり合えるようになるまでには、まだ、何年もかかると思います。それまで、『ありがとうの言葉を言う』ことを、忘れないようにしたいと思います。(ご飯を作ってくれて)ありがとう、(洗濯)ありがとう、(愛してくれて)ありがとう。ありがとうの気持ちを、言葉で伝える努力を続けていきたいと思います。(後略)」でした。
いまだに、目どころか、言葉を交わしても、分かり合えないことがあります。
(としひさ)