何のために

としひさより

「なかみち君、信号機のないところを右折する時、車を斜め(ななめ)に停める?まっすぐ停める?」と聞かれたことがありました。生コン会社の営業マンをしていた頃、営業のイロハを教えていただいた、凄腕営業マンと呼ばれる先輩(ブログ1.28)からの問い掛けでした。
最初、何を聞かれているのか、分かりませんでした。確かに、信号機のないところを右折しようとする車の後ろにつき、イライラ、イライラした経験はありました。先輩が言うには「斜めに停めると、車のお尻が突き出て、左のスペースが狭くなる。まっすぐ止めると広くなって、後ろの車が追い越しやすくなる。本当は、追い越すと危険なんだけどね」とのことでした。
「まっすぐ停めなさい」ということではなく、『営業マンとしての心構え』を教えて下さっていたようです。当時のわたしには、理解するのが、なかなかに難しい『問い掛け』でした。

今、営業をしていた時の自分を思い返すと、『不完全燃焼だった営業マン時代』という言葉が即座に浮かんできます。『なぜ不完全燃焼だったと思うのか?』との問いには、『生きがいを感じていなかった』という答えが返ってきます。一緒に『贅沢言ってんじゃないよ』という言葉もついてきます。
『何のためにこの仕事をしているのか?』の『何のために』の『何』が大事なのだろうと思います。
今一度、『何のために市議会議員をしているのか』自分に問うてみようと思います。
(としひさ)

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