きのう、Aさんから県営住宅・市営住宅についてのご相談をいただきました(ブログR4.2.15)。きょう、ふと、「県営と市営、どちらに申し込んだ方が得?違いはある?」と聞かれたらどう答えるか、考えました。
結論は、所得による家賃の計算式などは県営も市営も同じなので、県営、市営だけでどちらが得ということはないという結論になりました。違うのは、立地条件と古いか新しいかを除くと、県営・市営に関係なく、風呂ガマが付いているか、いないかだけだと思います。
(風呂ガマ問題について)
おおよそ築35年以上経過している県営・市営住宅には、備え付けの風呂ガマがありません。転居する時に、まだ十分使える風呂釜であっても取り外す決まりになっています。
入居する人が新たに風呂ガマを設置します。設置には、一般的に約15万円~20万円かかると見積もられています。もったいない話であり、転居者・入居者とも負担が大きいと、制度の改正を申し入れたことがあります(*1)。
いまは、市が設置をし、入居者・転居者の負担を減らす方向では進んでいます。が、市内の市営住宅5,367戸のうち、まだ3,200戸に常備の風呂ガマがありません。全てに常備するためには、約7億円前後の費用が掛かります。
市は、入居者が必ず設置するという制度自体は変えてくれました。少しでも早く風呂ガマ設置が進むよう、担当課と財務部に働きかけていきます。
(としひさ)
(*1)過去に、市営住宅入居者の負担(風呂ガマ設置)軽減について触れたブログ
R3.7.19『大分市 公営住宅等 長寿命化計画』