市が実施する事業の中に、『自助、共助、公助』という言葉が時々でてきます。令和6年度の新規事業の中にも『共助』を目的にした事業が提案されています。『地域における全世代を対象に、地域食堂及び交流活動を月2回以上実施するボランティア団体等の非営利団体に、開設費及び運営費の補助を行う』事業です。正式な事業名は『地域の食と居場所づくり推進事業』です。
【補助率】
開設費1/2、上限20万円/1カ所
運営費1/2、上限6万円/月
【予算額】
1,630万円(事業費910万円+人件費720万円)内、国庫支出金455万円
この事業の目的には、『地域における共助の取り組みを活性化させるため』と書かれています。「非営利団体による食や交流の場の提供」自体が『共助』と言っているのではないと思います。「提供」はあくまで「社会的孤立などの支援が必要な人を、必要な組織・団体へつなぐための1つの手段」と理解しています。「つなぐための手段」という視点で議会最終日、可否を判断したいと思います。
(としひさ)