大分市内を13の地区に分け、それぞれ地区ごとに原則1園の『市立認定こども園』を設置する計画があります。令和3年から令和11年までの間です。
執行部は計画通りに『設置する』計画でした。
2年前の厚生常任委員会で、「設置自体の決定はおかしい」と異議を申し上げました。
「市立の認定子ども園を必要とする子どもの数等、5年先10年先の地区の状況、大分市全体の状況が実際にどうなるか分からない。今の段階で『設置自体を決定』するのはおかしい」と申し上げました。
わたしは、「計画自体を取りやめろと言うのではない。計画されている時期が近づいたら、地区内の保育ニーズや私立幼児教育・保育施設の状況等、関係者や地元と十分に協議する。協議や調査の結果によっては、『この地区には市立認定こども園は設置しない』という選択肢は残すべきだ。5年先10年先の地区の状況、大分市全体の状況が実際にどうなるか分からないのに『設置自体を決定』するのはおかしい」と主張しました。
かなり長い時間の協議になりました。最終的には『設置するかどうかは地区ごとに検討する』ことになりました。議会としてもこれを了承しました。
市立認定こども園の設置計画について、計画自体がなくなったと誤解している人が複数いることが先日わかりました。計画がなくなったわけではありません。『計画通り設置する』が、『設置自体は地区ごとに検討する』に変わっただけです。特に私立幼児教育・保育施設の関係者の皆さんには、丁寧に説明させていただきました。
(としひさ)