『大分市子ども医療費助成事業の拡大(案)』が、大分市議会に提案されてきました。
これまで大分市は、『未就学児~中学生まで医療費助成』をしてきました。今回の提案は、「高校生まで医療費助成を拡大したい」というものです。内容は、「高校生が入院した場合も自己負担なし。通院の場合月のうち4日目まで医療機関ごと自己負担1日500円、医療機関ごと5日目からは自己負担なし」という(案)です。
【 これまでの「大分市子ども医療費助成事業(未就学児~中学生)」の概要 】
・未就学児
<入院・通院>自己負担なし
・小中学生(市町村民税 非課税世帯)
<入院・通院>自己負担なし
・小中学生(市町村民税 課税世帯)
<入院>自己負担なし
<通院>月のうち4日目まで医療機関ごと自己負担1日500円、医療機関ごと5日目からは自己負担なし)
*(追加説明)今回、議会に提案されてきた内容は、『市町村民税 非課税世帯の小中学生が通院した場合は自己負担なしですが、同じく市町村民税 非課税世帯の高校生が通院した場合、月のうち4日目まで医療機関ごと自己負担1日500円、医療機関ごと5日目からは自己負担なし』となっています。
【開始時期】
2024年(令和6年)4月診療分から
【事業費見込み】
2024年(令和6年)度 1億5,500万円
2025年(令和7年)度 1億8,600万円
6月26日から始まる6月議会(令和5年第2回定例会)に、「システム改修費等400万円」が計上されています。上記事業費は、それぞれ令和6年3月議会、令和7年3月議会で提案されてくる予定です。今後、事業費を念頭に置いたうえで、まず「システム改修費等400万円」が、議会・厚生常任委員会で審議され、その後7月14日、議員全員で「採択・不採択・修正して採択」の判断をします。
今回の提案について、概要書では読み取れなかった3点を担当課に電話で確認しました。
【対象となる高校生について】
①大分市に住民票がある高校生が、市外に住み、市外の高校に通っている場合
(回答①)対象となる
②市外に住民票がある高校生が、市内に住み、市内の高校に通っている場合
(回答②)対象とならない
【開始時期について】
③令和6年4月診療分からとなっているが、令和6年4月以前から入院している中学生(すでに診療を受けて入院している中学生)が、4月から高校生になった場合
(回答③)4月以降の自己負担分から対象になる
(としひさ)