一宮市議会の議会改革を視察しました。
視察の冒頭、一宮市議会議長からご挨拶をいただきました。
挨拶の中に
「一宮は市をあげて『スマートシティ(スマホだけで様々な行政サービスが受けられるまち)』を目指しています。2024年度は、健康支援アプリ(*1)、子育て支援アプリ(*2)、施設予約システム・スマートロック(*3)の導入を予定しています。(中略)将来的には、『全ての行政サービスをスマホで受けられるまち』を目指しています。議会もDX(デジタル・トランスフォーメーション*4)に取り組んでいます・・・」
という話がありました。
議会の具体的な取り組み例としては『議場及び委員会室の傍聴席に、会議内容を文字データでディスプレイ表示する音声認識システムを2024年9月議会から導入する』そうです。導入費用は400万円(予算)です。
需要見込みを聞いてみました。「1回の議会で100人〜200人の傍聴者が来ます。耳に障がいをお持ちの方だけでなく、よく聞き取れなかった場合等の需要も見込んでいます」とのことでした。
前日視察した堺市議会の議場モニターにも音声認識システムが導入されていました。将来、大分市議会にも必要になってくるシステムだと思います。
(としひさ)
(*1)健康支援アプリ: 健康診断データの継続的な管理、歩数・体重などの記録ができるほか、健康に役立つ情報を配信する。
(*2)子育て支援アプリ: 子どもの成長記録の保存や、健診・予防接種スケジュールの管理などができる。
(*3)施設予約システム・スマートロック: 学校の体育館などに暗証番号で開錠できるスマートロック(電子錠)を導入する。
(*4)DX(デジタル・トランスフォーメーション): トランスフォーメーションとは、変化・変形・変容の意味。一般的にDXとは、デジタル化により社会や生活の形・スタイルを変えると解されている。