令和6年第1回定例会(3月議会)に提案される予定の予算議案14件、一般議案(*1)50件等について、きょう財務部より説明がありました。新規事業と拡充予定の事業をいくつか抜き出してみました。
【 新規事業 】
●貨物運送事業者支援事業:2億6,000万円
燃料費高騰に加え、2024年問題に直面する事業者を支援
●耐震改修促進事業:4,524万円
マンションの耐震診断に係る費用に対して助成
●返還免除型奨学資金事業:2,138万円
新たな奨学金制度の新設
●救急医療電話相談事業:1,300万円
救急車を呼ぶか迷ったとき、専用電話で看護師等からアドバイスを受けられる相談窓口を開設
(他、新規32事業を加えた総額:6億円)
【 拡充事業 】
●子ども医療費助成事業:23億360万円(うち拡充額:1億7,910万円)
助成対象を高校生世代まで拡大
●児童手当給付事業:85億3,103万円(うち拡充額:12億5,400万円)
R6年10月分(12月支給分)から、対象を18歳まで拡大するとともに、所得制限の撤廃、多子世帯への増額などを実施
●産後ケア事業:2,811万円(うち拡充額:約1,500万円)
生後1年未満の乳児と母親を対象に、新たにアウトリーチ型(自宅訪問型)の相談・指導を実施するとともに利用者の自己負担額を減額
(他、拡充24事業を加えた拡充額:19億8,000万円)
3月議会は3月4日(月)から始まります。早速きょうから執行部とのせめぎあいが始まりました。議会が組織として持っている3つの機能のうちの2つ、監視機能と民意吸収機能をしっかりと働かせていかなければなりません。提案されてきた議案を可決するか、否決するか、修正して可決するか、議会最終日の3月25日に決まります。
(としひさ)
(*1) 一般議案:議会の決定を要する議案のうち、予算議案以外の議案をいいます。例えば、条例の改正や廃止、議決を要する総合計画などです。