おおいた通信指令センター

としひさより

大分県内の119番通報は、今年6月までは地域ごとに設置された消防本部に分かれてかかっていました。(県内18市町村に14の消防本部が設置されています)7月1日から徐々に消防 指令業務(119番通報により消防車(隊)や救急車(隊)に出動指令を出す業務)を統合していき、10月からは県内すべての119番通報が『おおいた通信指令センター』に一元化される予定です。センターで受けた119番により、県内14の消防本部が所有する消防車・救急車にセンターから出動指令が出されます。

センター開設により、わたしには1つ不安なことがありました。開設前に担当課へ質問しました。きょうの大分城西ロータリークラブの視察でも同じ質問が出ていました。
「119番を受けた人が、知らない土地から119番通報を受けた時(土地感がない時)通報位置を特定するのに時間がかかり、消防・救急が遅れるのではないか?」回答は「機械の位置情報を取得する能力が上がり、情報収集量がはるかに多くなっているので、土地勘がなくてもある人より早く位置を特定できます」とのことでした。

【 119番一元化の目的 】
●遠くない将来発生する可能性の高い「南海トラフ地震」や近年の激甚化、大規模化する災害に対応するため、広域的な連携、協力体制を構築しておく。
●これまで市・県を超えての消防応援体制は、まず支援を受ける側の市長・知事と支援する側の市長・知事が話し合って決めていた。10月からは被災状況を把握しているセンターが被災した市長・知事と支援の必要性の有無等について直接話しをすることができる。支援までの時間が短くなる。

『おおいた通信指令センター』は大分市役所横に新たに建設された『荷揚複合公共施設内』に設置されています。
(としひさ)

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