会派

としひさより

『大分市議会に会派(*1)は必要か?』

大分市議会には、いま7つの会派があります。会派は必要か?解消すべきか?全議員で話し合ったことがあります。2008(H20)年でした。議会基本条例をつくる過程で、会派の条項を書き込むことについて協議した時の事でした。「この際、会派は解消すべきだ」と主張する議員もいました。「必要」と考える議員もいました。わたしは、会派の必要性を十分感じていました。

議会が政策条例をつくるとき、政策決定をするとき、市長に政策提言をするとき、議会として意見集約・合意形成をするためには、会派は欠かせないツールの1つだと思っています。ただ、「諸刃の剣」であることは間違いありません。5年~10年かけて1つにまとまった大分市議会を、「会派という組織」がずたずたにしてしまう可能性はあります。わたし自身、自戒しながら行動しなければならないと思っています。

議会基本条例第4条会派には次のように書かれています。
「議員は、議会活動を行うため会派を結成することができる。会派は、議会が政策立案、政策決定、政策提言等を行おうとするときは、必要に応じて合意形成に努めるものとする」

今読み直してみると、「必要に応じて」ではなく、「必ず」合意形成に努めなければ、議会としての立案も政策決定も提言もできないと思います。当時は十分に協議したつもりでしたが、まだ言葉の詰めが甘かったようです。

先日の大分市議補選により、会派構成が元に戻ったことから、「会派」について改めて考察してみました。
(としひさ)

(*1)会派とは: 議会内で活動を共にしようとするグループです。2人以上の議員で結成することができます。普通は同じ政党に所属する議員で構成しますが、政党に所属していない議員同士で会派を組んだり、複数の政党で1つの会派を組んだりすることもあります。

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