お迎え

としひさより

ご先祖さまのお盆の『お迎え』は、毎年子どもたちが行ってくれます。お墓まで歩いて4~5分の距離です。妻は家でお迎えの準備をしています。わたしは初盆のお宅にお参りさせていただいています。

今年(令和6年)は次男が仕事だったため、長男と妻が『お迎え』に行ってくれることになっていました。わたしが『初盆参り』から帰ると、長男が妻に頼まれた忘れ物を取りに帰ったところでした。そのまま一緒に車でお墓に向かいました。

3人でお墓参りを済ませ、車に戻ってエンジンをかけました。妻だけ乗って来ました。長男はスタスタ歩いて帰っています。妻によると「ご先祖さまを先導して歩いて帰る」のだそうです。

確かに『お迎え』に車を使ったのは、足の弱くなった祖母を乗せて行った時だけです。わたしも「車だとご先祖さまに失礼かな」と一瞬思いました。すぐに「この暑さだから許して貰えるだろう」と解釈しました。
長男に負けたような気分になりました。
(としひさ)

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