高崎山自然動物園

としひさより

台風シーズンが来る前に、そろえておきたいグッズがいくつかありました。なかなか買いに行く機会がありませんでした。きょうは、会議が早く終わり、時間が少し空きました。100円ショップに寄ってみる事にしました。
車に乗ると、カーラジオから、『大分市の高崎山(たかさきやま)自然動物園』というフレーズが聞こえてきました。流れていたのは、NHKの『列島リレーニュース』でした。九州・沖縄地方、四国地方、中国地方、近畿地方から北海道地方まで、それぞれの地方ごとにニュースを紹介していくコーナーです。紹介するニュースは、それぞれの地方ごとに1つだけです。
九州・沖縄地方でただ1つ選ばれたニュースが、高崎山自然動物園のニュースでした。男性キャスターが、しぶい声で紹介しています。
「野生のニホンザルを、間近で見ることが出来る大分市の高崎山自然動物園では、今年もおサルさん専用のプールが設けられ、水と触れ合うおサルさんの姿が、訪れた人を楽しませています。長さ5m、幅2mの専用プールに、今年初めて、深さおよそ15㎝の水が張られました。おサルさんたちは、最初は、恐る恐る手を浸ける程度でしたが、次第に慣れてくると、飛び込んだり泳いだりしていました。訪れた女性は、こんなに泳ぐとは思わなかったので、驚きました。楽しそうなおサルさんたちを見ることが出来てうれしいです、と話していました」という紹介でした。
大分放送局発ではなく、福岡放送局発です。九州・沖縄地方の数あるニュースの中から、ただ1つ選ばれたニュースです。大分市のニュースが選ばれた、うれしい気持ちがフツ、フツと湧き上がってきました。

高崎山自然動物園の開園は昭和28年です。標高628メートルの高崎山に、1,000頭以上の野生のニホンザルが生息しています。2つの群れに分かれて生息し、交代でサル寄せ場に現れます。高崎山には、江戸時代からサルが生息していたと言われています。昭和27年、当時の大分市長が万寿寺(高崎山に建っているお寺)の協力を得て、サル寄せを始めました。苦心の末に、やっとサルが集まるようになったそうです。

わたしも、小学生の時、社会見学で行ったり、親に連れて行ってもらったり、親になってから子どもたちを連れて行ったり、県外から帰って来た、いとこの子どもたちを連れて行ったり・・何回も行ったことがあります。圧巻は、何といっても『餌付け(えづけ)タイム』です。1日2回のイモ取り競争は、何回観てもすごい迫力です。

現在の頭数は、B群677頭、C群362頭、合計1,039頭。このうち、B群のトップ交代が、来週にもあるかもしれないとのことです。しかも、70年近い高崎山の歴史の中で、初めて、メスのおサルさんがトップに立つ可能性があるそうです。楽しみです。
(としひさ)

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