結婚支援

としひさより

一昨日、4点のご質問をいただきました。

(1)大分市の『ときめき出会いサポート事業』の具体的成果
(2)今後もセミナーやイベント実施をコロナ禍で続けるのか
(3)結婚新生活支援事業助成金への貴殿のお考え
(4)今後この制度を大分市でも利用できるようになるか

ご質問をいただきありがとうございました。事業概要の説明と、ご質問への回答をさせていただきます。

=ときめき出会いサポート事業の概要=
【目的】結婚を希望する独身者の婚活支援
【対象者】結婚を希望する20代以上の男女
【事業内容】婚活や結婚生活に役立つセミナーの開催。
学んだことを実践できる出会いの場としてのイベントの企画。
(婚活・結婚について学んでもらうことが重要であるため、
イベント参加はセミナー受講者に限る。)

≪質問(1)『ときめき出会いサポート事業』の具体的成果≫
担当課への問い合わせに対し、以下の回答がありました。

『セミナー・イベント参加者5,534名(平成29年度~令和2年度)
・イベントマッチング成婚 20名(10組)
・セミナー受講者成婚 32名
成婚件数については、個人情報保護の観点から強制することは、もちろん出来ません。任意での報告によるため、全ての把握は出来ておりません。事業については、まず、婚活に対してのコミュニケーションスキルや結婚を通してのライフプランなどを学んでもらいます。さらに、その成果を実践するための場(イベント)を設けることで、成婚へとつながるきっかけづくりになっていると思います。
参加者からは、「結婚に積極的になれた」「結婚後の生活や家計のイメージができた」「自分に自信をもって婚活が出来た」「結婚に対する男女の考え方や感じ方の違いなど勉強になった」など、婚活・結婚に前向きな感想が寄せられており、一定の効果は出ていると思います。』

≪質問(2)セミナーやイベント実施をコロナ禍で続けるのか≫
担当課への問い合わせに対し、以下の回答がありました。

『(令和2年度)セミナーについては、対面形式を避け、オンラインで行いました。結果的に、時間的制約が無くなった、他人の目を気にしなくてよくなった等により、参加者が前年度 547名➡今年度 1,533名となりました。イベントについては、大人数での開催を避け、人数を30名15組に限定し、すべて個室で1対1での開催としたため、参加者が前年度 120名➡今年度 30名となりました。
(令和3年度)セミナーは、引き続きオンラインで実施していく予定です。イベントの開催は厳しいと考えています。』

=結婚新生活支援事業の概要=
市町村が、国から1/2あるいは2/3の補助金を受けて実施する事業で、
ご質問者の御指摘の通り、大分市では現在行っていません。

(一般コースの概要)
【補助対象】婚姻に伴う住宅取得費用又は住宅賃借費用、引越費用
【対象世帯】夫婦共に婚姻日における年齢が39歳以下かつ世帯所得400万円未満
(世帯年収約540万円未満に相当)の新規に婚姻した世帯
【補助上限額】1世帯当たり30万円
【国の補助率】1/2

(都道府県主導型市町村連携コースの概要)
【補助対象】一般コースに同じ
【対象世帯】一般コースに同じ
【補助上限額】夫婦ともに29歳以下:60万円、左記以外:30万円
                  (いずれも1世帯当たり)
【国の補助率】2/3

≪質問(3)結婚新生活支援事業助成金への貴殿のお考え≫
わたしの考えでは、この事業の目的は、結婚新生活の支援と共に、それぞれの市町村の「過疎対策」の一面もあると思っています。それは、これまでに、この事業を導入した市町村の規模からも類推されます。従って、この事業の効果については、本来の目的である「新婚生活の応援」と共に、「過疎対策」への効果も十分に考慮する必要があると思っています。調査・研究の結果、過疎対策にも有効となれば、大分市における事業効果と合わせて、過疎化に悩む県内他市町村との十分な協議も必要であろうと考えています。

≪質問(4)今後この制度を大分市でも利用できるようになるか≫
関係各課に問い合わせたところ、『当面は、国における本制度の詳細設計の行方や、他都市の動向などを見守りたい』とのことでした。

以上でご質問に対する回答を終了させていただきます。事業概要についてのお問い合わせはありませんでしたが、回答の一助として説明させていただきました。『お声』をお寄せいただきありがとうございました。
(としひさ)

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