お彼岸

としひさより

菩提寺の副住職さんに、毎月『月参り』に来ていただいています。
月参りの日にちは、毎月同じ日にちです。その家で最後に亡くなった方の命日が、月参りの日になります。我が家は、祖母が亡くなった10日です。毎月10日に、お経をあげていただきます。毎月、『浄土宗新聞』も持ってきていただいています(ブログ7.27)

浄土宗新聞9月号は『お彼岸(おひがん)』の特集でした。
【秋のお彼岸の期間は、秋分の日をはさんだ前後3日間を合わせた7日間(今年は9月20日~26日)です。『彼岸(ひがん)』とは、川の向こう岸『かの岸(彼岸)』のことで、極楽浄土を意味する】と言ったようなことが、書かれていました。
お彼岸と言う言葉はよく耳にしますが、どういうものか、知識として頭に入れたのは初めてでした。

これまであったお彼岸についての知識は、
・秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる。
・暑さ寒さも彼岸までという言葉がある。
・秋のお彼岸のお供え物は、秋の花である『萩(はぎ)』にちなんで『おはぎ』、春のお彼岸は、春の花である『牡丹(ぼたん)』にちなんで『ぼた餅』と呼ぶ。
・秋の『おはぎ』は粒あんでつくり、春の『ぼた餅』は、春になると小豆(あずき)の皮が固くなって食べづらいので、こしあんを使う。

今ある知識を並べてみると、『祝日・秋分の日』の知識が全く有りませんでした。調べてみました。
【祝日・秋分の日は、何を祝うのか?】
秋分の日は、祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ祝日(国民の祝日に関する法律第2条)。
【昼と夜の長さがほぼ等しい日が、なぜ、ご祖先様をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日になったのか?】
仏教の考え方では、昼と夜の長さが同じ日は、彼岸(ひがん)=ご先祖様がいる方の岸と、私たちが生きている方の岸の距離が最も近い日と考えられ、ご先祖様への感謝を表しやすい日、とされた。
【秋分の日は、9月23日と決まっているわけではない?】
秋分の日は、毎年9月23日『頃』の1日間と定められており、日付を指定していない。国立天文台が、昼と夜の長さを計算し、秋分の日を定める。2012年以降、うるう年は9月22日となり、2045年から、うるう年の翌年も9月22日となり、2年ごとに日付が変わる。(あくまで計算に基づく予測)

書いた以外にも、お彼岸は、なぜ秋分の日をはさんだ前後3日間を合わせた7日間なのか?や、秋分の日に行う風習・習慣等、知らないことがたくさん出てきました。
「世の中、知らないことが多いなぁ。こんなに知らなくて良いのか?」が、実感でした。眠りにつくまでのあいだ、「知らなくていいのかどうか?」、少しだけ考えてみます。
(としひさ)

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